コツは触り過ぎないこと!ベビ―の耳かき耳掃除
新陳代謝がとっても活発なベビー。鼻水や皮脂の分泌も多いですが、実は耳垢も分泌されています。でも、耳かきってしていいものなの?
綿棒で、見えたときだけ
基本的に大人でもそうですが、耳垢は勝手に耳の外へ押し出されてくるようになっているそうです。ですので、毎日耳の中を丁寧に掃除する必要はありません。
耳掃除をする目安となるのは、外から見て耳垢が見えた頃、でしょうか。1週間で溜まる子もいれば1か月放っていても全然溜まらない子もいます。掃除するときは、ピンセットや竹の耳かきなどは使わず、綿棒で。ベビー用の細い綿棒もありますが、奥に入りこみやすいので、わたしは太い大人よう綿棒でしています。それじゃあんまり奥まで掃除できなくない?と思われるかもしれませんが、そのくらいでいいんです。
ただ、耳の中までいかなくても、外側に皮脂が溜まることはあるので、こちらは毎日のお風呂上りにタオルで拭ける範囲を拭いてあげたり、綿棒で耳の外側を軽く掃除してあげましょう。
綿棒は怖い、という場合はベビー用耳かきもドラッグストアやベビー用品店などで扱われています。
意外と多い耳の異常
ベビーの耳が臭う、というのは珍しい話ではありません。大人と比べて何もかもが小さいベビーは、耳と目、鼻との距離も近いため、ねんねのときの向き癖や涙が入り込んだりして、耳の中で炎症が起こることがあります。また、鼻水が出る風邪と中耳炎を併発するのもよくある話です。臭いがきつかったり、膿のようなみみだれが出ているときは迷わず病院へ。
病的なものでないなら、月例が小さい頃ななら、羊水が耳の奥に残っていて、ほこりなどと混ざって少し臭う塊になっていることがあります。そのようなときは勝手に出てくる場合が多いようなので、少し臭うからと神経質になる必要はありません。
大人でもそうですが、好きで毎日耳掃除をしてしまうと過剰に耳の中が刺激され、炎症や耳だれが出てしまう原因になることがあります。ベビーの耳の穴は大人のそれとよりも、ずっと刺激に敏感で、やわらかで、鼓膜までの距離も短いです。くれぐれも、触り過ぎに注意。心配なときは、小児科や耳鼻科へ連れて行って掃除してもらいましょう。半年に1度程度の耳掃除でも十分だとする説もありますよ。