ベビーの成長過程は、ベビーそれぞれ。とはいっても、できることできないことはママが最も気になることのひとつですね。今回はそんな成長の中でも首すわりに続いて見られることの多い、寝返りのお話しです。
寝返りとは?
生後3ヶ月頃になると、首がすわってきます。首がすわると、ママの胸にもたれかけさせた縦抱っこがしやすくなります。縦抱っこが出来るようになると片手で抱っこしやすくなるのでついついママも油断しがちですが、まだ腰はすわっていないので、片手で縦抱っこをしたままベビーが仰向けに倒れてしまい、あわや壁で頭を打つところだった…というのはよくある話です。油断めされぬように。
このように、首がすわっていても、まだ腰はすわりません。腰が据わるまでの間、ベビーには腰や下半身を動かして腰をならす、腰がすわるまでの期間があります。このときに、腰を動かすことに慣れることで、寝返りができるようになります。大人の場合の寝返りは腕を先に動かして後から腰をひねるという感じですが、ベビーの場合は腰からです。まだまだ筋肉も未発達で柔軟性もないので体がうまく丸められず、ころん、というよりはバタン、という印象を受けるかもしれません。
いつからできるようになるの?
最も多いのは生後5ヶ月頃でしょうか。ベビーの寝返りは、まず仰向けからうつ伏せへ転がるところから始まると思います。うつ伏せになった状態から仰向けに転がるにはまだ少し時間もかかりますが、仰向けに寝させているときに、寝返りしようとする動きを見せ始めたら、いつ寝返りしても大丈夫なように、寝させる場所、周囲の環境(尖ったもの、誤飲しやすそうなものを置いていないかなど)には注意しておきましょう。中には、そんなそぶりがなくてもいきなり寝返りする子もいますので。
仰向けからうつ伏せになると、苦しいのか助けてくれーと言わんばかりに泣き出すベビーもいます。そんなときは、ママは少し大変ですが、寝返りしたら元の仰向けに戻してあげてください。もう首はすわっていると思いますので、ゆっくりじっくりいっしょにいられるときに、うつ伏せのままでいられる練習をしてあげて、うつ伏せにも慣らしていきましょう。
上手に寝返りができるようになってくるとわかりますが、利き回転方向というのができてくると思います。右回転ばかり、左回転ばかり、というようなことです。これが始まるとちょっと目を離したすきに転がって転がってかなりの距離を移動していたりするので、尚更に周囲の環境には注意してあげてくださいね。
冒頭でも触れましたが成長のスピードはベビーによりけりです。ついついよその子と比べて一喜一憂してしまいがちですが、あまり気にせず、ひとつひとつの成長を喜びたいですね。