生まれたばっかりの頃は、泣いておっぱいを吸うくらいだったのに、だんだんと表情ができて、手を握ったり、しゃっくりやオナラをしたり、首を動かして横向きに寝ていたりなどなど、たくさんのしぐさを見せてくれるようにったベビー。首が据わり、泣かずに起きている時間も増えてくると、そろそろ寝返りかなとママは期待しちゃいますね。寝返りのお手伝いもしたくなっちゃいます。
3つのポイント
生後4~5ヶ月頃になると、仰向けのまま体をエビ反りにして、横向きになったりしながら寝返りをしようと試みているベビーの姿を目にするかもしれません。すごくかわいいですね。大人では考えられないかもしれませんが、まだ腰回りや背筋、下半身の筋肉が未発達なベビーにとって、寝返りのために体重を移動させるのは難しいようです。ついつい手を出して寝返りのお手伝いをしたくなりますが、いくつか確認しておくことがあります。
まずは、ベビー自身が寝返りしようと試みていること。寝返りする気がさらさらないのに無理にさせられても、機嫌が悪くなったりケガのもとにもなりかねません。エビ反り姿勢になって、ベビー自身に寝返りする気があるかどうか確認してください。
2つ目は、寝返りの練習をする環境が整っていること。下に敷いている布団はたゆんでいないか、ケガをしそうなものは近くにないか、確認しておいてください。下は少し固めの布団やマットだと体が沈みこまず、転がりやすいと思います。シーツやタオルは万が一にも窒息の恐れがあるので、ピンと張っておきましょうね。
3つ目は、無理に寝返りさせないこと。寝返りの練習とは言いながらも、腕や足を無理に引っ張ったり押したりするようなことは絶対にやめましょう。ベビーは思った以上に簡単に脱臼しますし、乗り気ではないのにさせるのはベビーが選んでいる成長のスピードにも反します。ベビーの利き回転側に転がりやすいように、座布団やクッションで坂道を作ってあげたり、エビ反り状態をキープできるようにお尻を支えてあげたり、間接的なお手伝いがいいかもしれませんね。