暑くなってくると、水遊びをさせてあげたくなってきますね。一般に、ベビーが水遊びを始められるとするのは腰がすわったあたりとされていますが、この月齢でできる水遊びは、浅いプールに座ってちゃぷちゃぷしたり、波打ち際でちゃぷちゃぷしたりする程度です。それでも十分楽しいですけどね。水の中にどんどん入って行って遊ぶとなると、ひとりあんよに慣れた1歳半~頃が目安ではないでしょうか。
海と比べると、真水というだけで何だかハードルが下がる気がする川遊び。けれど、大人が注意すべき点はいっぱいあります。
天気と水の温度
川遊びに出かけるとなると、温かい日を選ぶでしょうが、気温が高くても川の水は意外と冷たいものです。保育園でのプールでも、真夏にお湯を足すところはたくさんあります。目安は水温25度以上とされますが、まだまだ体温調節が未熟な子どものことです。お腹を冷やしたり、風邪を引くことも十分考えられます。ママが足をつけて「きゃ!つめたーい」くらいでは、子どもにとっては冷たすぎます。大人がしっかり水温を見極めてあげてください。また、水温が十分なときは気温が高い日であることが多いです。遊びに夢中になるあまり、熱中症になったり水分補給を忘れてしまったりすることも考えられます。小まめな休憩を忘れずに。
遊びの格好は軽やかに、でも…
川は流れがあるというのが怖いことの一つです。子どもにとって重しとなりそうなものは身に付けさせたくないですね。オムツは必要なときは、水遊び用の物を。水着の上に何か着せる場合も、水を吸って重くならないようなものを着せましょう。デニムなんて絶対ダメです。また、川底には石やゴ
ミ、ゴミの中にはガラスなどもあるかもしれません。軽い素材の靴もはかせておきたいですね。ならばパンツいっちょに靴でいいじゃないかとなると、そうもいきません。小まめな休憩は川べりでとるとなると、木陰には虫がいたり、かゆくなる草が生えていることもあります。子ども用ラッシュガードなどもあるので、見てみてください。
基本的に、危なげなく走ったり跳んだりできるのでなければ、大人が手をつないでいるというのが理想なのだと思います。川辺なんて子どもの興味を引くもの、誤飲できるものだらけですからね。また、小学生など、上の兄姉に子どもの監督任せることもやめましょう。いざとなると、小学生だとて自分の身を守ることに必死です。
BBQや釣りなど、大人が楽しみたいこともたくさんありますが、小さな子どもを連れての川遊びには、充分な数の大人の手が必要です。