肌質に合わせて選んであげたいベビーパウダー
ベビーパウダー、天花粉…呼び名はさまざまありますが、ベビーのお風呂あがりにはたくアレですね。ママがベビーだった頃よりは、使われることがなくなった…?かもしれません。では、それはなぜなのでしょう。
ベビーパウダーの主な成分は、タルクという鉱物の粉やコーンスターチなどです。いずれも非常に細かい粒子で、肌の余分な水分を吸い上げ、表面のサラサラ感を保つことで摩擦を少なくし、あせもやかぶれができることを防ぐことを目的としています。料理で使うコーンスターチを思い浮かべてみてください。確かにサラサラしてますね。
しかし、このベビーパウダーが危険であるという話も耳にします。
例えばアスベストが含有されているという話。実際に1980年代にはタルクに不純物としてアスベストが含まれていたこともあったようですが、あくまで80年代の話。その後規制も検査も行われ、現在販売されているものの中にアスベストが含まれているものはありません。
また、細かな粒子がベビーの汗腺をふさいでしまい、逆に肌に良くない影響を及ぼすというような情報も出回っています。確かに、ダマになるような振り方や極端に厚みがあるような振り方をすると、パウダーが汗腺を詰まらせるという研究結果もあるようです。はたくときは付属のパフやママの手のひらで、薄く、均一になるようにはたきましょう。
その他にベビーパウダーが昔ほど使われなくなってきた理由には、その他のベビースキンケア商品が充実してきたからということも挙げられそうです。ボディローションやオイルなど、ベビー用品コーナーにたくさん並んでいますね。わが家でもお風呂上りには夏はサラサラタイプ、冬はしっとりタイプのベビーローションを使用しています。これは母親であるわたし自身が液体の方が使い慣れているという勝手な理由が大きいです。
面白かったのは、今回の記事を書くにあたって「ベビーパウダー」で検索してみると、ベビーのスキンケアに関する情報よりも女性のメイクに使う情報の方が見つかりやすかったことです。本来とは違う使いみちかもしれませんが、至るところで活躍しているようです。
ベビーの肌の状態や、肌質によっても合う合わないがあると思います。もちもちすべすべまお肌を守るために、ベビーに合ったものを選んであげてくださいね。