暖房具を選ぶにあたって、いっしょに考えていきたいのが加湿の方法ですね。思いつくのは加湿器ですが、ではどういったタイプを選ぶべきか? 加湿器以外の加湿方法はないのか? 考えてみましょう。
加湿器選びのポイント
まず、事故が起こりえないこと。加湿器の事故で考えられるのは、火傷でしょうか。たとえばスチーム式加湿器。スチーム式はお湯を沸かしてその蒸気で加湿をするので、スチームそのものや蒸気の吹き出し口が熱くなっていることがあります。絶対に子供の手が届かず、倒す心配のないところに設置するようにしましょう。
続いて、お手入れが簡単であること。火傷の心配がない超音波式や気化式の加湿器もありますが、これは水を沸騰=煮沸しないため、水やフェルター内で細菌が繁殖することが考えられます。最近だらけの水を気化して空気中へ…怖いですね。必要なお手入れを簡単にできる仕組みのものを選びましょう。
細菌ではいいとこどりのハイブリッド加湿器も出ています。お部屋の広さやお住まいの地域のの気候に合わせて選んでくださいね。
乾燥していると…
しかし、そもそも、湿度が十分でないとどのような影響が出るのでしょうか?
よく聞くのが、風邪をひきやすくなったり、感染症にかかりやすくなったりするということ。たとえばインフルエンザウィルスの場合、温度が高く湿度が高いほどウィルスの生存率は下がることがわかっています。夏の日本でインフルエンザが流行しないことで証明されていますね。冬場だと、室温は23度前後、湿度は60%前後には保っておけば、ウィルスも活動しづらく、人が過ごしやすい環境を整えられそうです。
また、人体に関していうと、湿度が低いと口や鼻の粘膜が乾燥してしまい、異物を排除するという粘膜のはたらきを十分行えないということがあるようです。小さなお子さんはマクスをするのも難しいですからね。また、状態になると肌がかさついたり、痒みが出てきたりするベビーも居ます。やはり加湿は重要そうです。
余談。梅雨や夏場になって、湿度が高すぎるとカビ菌や食中毒の原因になる細菌などが繁殖することがあります。ぬいぐるみなど、布製品のおもちゃなどは要注意です。加湿だけでなく時期によっては除湿にも気を付けておきましょう。