
ベビーとわたしたちの体には、たくさんの違いがありますが、背骨もそのひとつ。ベビーの背骨について知っておくと、抱っこの仕方もかわってくるかもしれません。
ベビーの背骨はC!
大人の背骨は、横から見た時にゆるくS字をえがく形が理想とされていますね。これは重力に逆らって直立歩行をする人間が体を支えるのに、適した形です。頭が思いので、力を分散させているとかいないとか。でも、ベビーは違います。直立歩行は随分先の話だし、頭を支える首がすわるのも、少し先の話です。そのため、ベビーの背骨にはゆるくCの形をしています。首がすわれば即S字、というのではなく、徐々にS字になっていきます。
ママのお腹の中に居るときは、もっぱら丸まっていた上に、生まれてからもしばらくは背骨の形がCだとすると、丸まって抱っこされることが、ベビーにとって心地よい姿勢だというのは、想像に易いですね。逆に、布団に転がしたら背中スイッチが押されて起きてしまうことにも、どことなく納得できそうです。
また、背骨がCだということは、まだ頭を支える態勢にないということです。縦抱きの際、もう首はすわったからと油断してベビーの首のあたりがノーマークになっていると、気まぐれに反り返ったときなどに頭を壁に激突させたり、ヘタをすると落としてしまうこともあります。あるんです、本当に。危ないことが認識できるようになるまでは、大人の側で気をつけてあげてください。
大人の背伸びと同じように、ベビーも時々は伸びをさせたりベビーマッサージなどで背骨をぐぐっと伸ばしてあげるのは心地よいかもしれませんが、前述のとおり背骨はCが普通です。無理に伸ばしたり、伸ばしたままをキープさせたりするのは、体の成長にとって良いとは言いきれません。あまりに丸まっている、と不安なときは、健診で聞いてみたり、小児科へ相談してみてください。
たまに抱っこした際に、ぼきぼきっと音がなってびっくりすることもありますが、大人の背骨と同じような反応が起こっているだけのことが多いようです。こちらも、音がした後で様子が違うなど心配なことがあるときには、病院へ行きましょう。