出産が近づいてくると、お世話になる産院から入院時に持ってくるもののリストを渡されることが多いと思います。その中に必ずといっていいほど書かれているのが、ベビー肌着。これが結構種類が豊富なのです。
肌着のキホン
肌着はオムツの上から着せ、ベビーの肌に直接触れるものです。生地は、ガーゼなどの薄くて通気性に優れているものから、パイル地などの保温性に優れているものまでさまざま。ベビーが生まれる時期や、新生児期を過ごす環境(エアコンのあるなしなど)によって適切なものを選んであげましょう。また、サイズは概ね「新生児」表記を選んでおけば間違いありません。数字での表記なら、まずは60あたりから試してみましょう。
着せ方のキホン
大人の肌着と違い、着物のように前で合わせて着せるタイプが多いです。デリケートな肌をいたわって、縫い目が外側になっているものも多いです。不良品ではないのであしからず。
多くは短肌着の上から長肌着を重ねて着せます。肌着コーナーに行くと、たいてい短肌着と長肌着がセットになっているのは、このような理由からです。もちろん、汗かきのベビーや真夏に生まれたベビーなどはこれに限りません。無理して2枚着せる必要はないので、様子を見ながら適宜調節してあげてください。
短肌着
その名のとおり、短い肌着。きちんと着せてもベビーの足がはみ出すような丈になっています。直接肌やオムツに触れることになり、1番汚れやすいです。
長肌着
短肌着の上に重ねて着せます。基本的には短肌着が長くなったという感じですが、足元がホックなどでカバーオール風にできるコンビ肌着もあります。これはある程度足を動かすようになっても、裾がめくれないようにするためです。重ねて着せることが多いと思われますが、季節や上に着せるものによっては、単独で着せることもあります。
どのくらい用意しておくべきか
持ってくるものリストでは、5枚とか7枚とか、具体的な数字を書いてくれているものもありますが、新生児の間は特によだれ、もどし、うんちなどで肌着を取り換えることが多いので、短と長で合わせて何セットかは用意しておいてもいいと思います。肌着のほかにも海外ブランドなどからはよくボディスーツが出されていますが、これは前開きでないタイプが多いです。首が座ったり、ばんざいがうまくできないうちはボディスーツは脱ぎ着がちょっと大変なので、ベビーの成長度合いと相談してからの購入をおすすめします。カラフルでかわいいんだけどね。
肌着から早々にカバーオールへ切り替えるベビーもたくさんいます。何が合うかはベビーによりけり。よく観察して、ベビーが快適に過ごすことのできるものを揃えてあげてくださいね。