ママのお腹から出てきたベビーにとって、音はいろいろな感覚を育てるために必要な刺激のひとつです。大人はそうは感じなくとも、ベビーにとってはとっても魅力的な音が、生活の中にはたくさんあります。
レジ袋の音
がしゃがしゃとビニールの擦れる音が好きなベビーは多いようです。一説にはママのお腹の中にいたときに聞こえていた心臓の音に似ているのだとか。レジ袋やお菓子の袋、オムツの袋なども同様ですね。ある程度月齢がきていればひとり遊びしてくれるようになったりもします。が、袋を踏んづけて転んだり誤飲したりする危険もあります。がしゃがしゃやってる間も、目は離せません。
木の音
木のテーブルをたたく音、積木どうしをぶつけ合う音など、木の音もベビーは大好き。大人にとっても耳ざわりが良いと感じることもありますよね。ハイチェアの足を載せる板に足を打ち付けて遊ぶ姿なんか、よく見かけるのではないでしょうか。
水の音
水の音も、ママのお腹の中にいたときのことを思い出させる効果があるとする説もあるようです。川のせせらぎなどはCDになっていたりもしますね。ベビーにとってもリラックス効果があるのだそう。お風呂に慣れてくると、お風呂でぱちゃぱちゃ水面を叩いて遊び始めたり、台所の水道の音に興味を示すこともあります。雨が降る音なんかも、良い刺激になりそうですね。
電化製品の音
掃除機、ドライヤー、洗濯機など、各々で独自の音を出してくれる戦火製品の音も、ベビーの心を奪うことがあります。耳元で聞かせる必要はないでしょうが、生活音のひとつとして聞かせてあげてください。パパママのしていること、使っている物にもベビーは興味津々です。
テレビ・スマホの音
ある程度月齢を重ねていくと、ベビーの中でも好きな歌やCMが出来てくると思います。ベビーにテレビを見せることについてはあまりよくないとする意見もありますね。確かに、24時間見せっぱなしというのはよくないでしょうが、テレビの音はそれ以外ではなかなか出せない高低差が激しかったり、キャッチーなメロディが伴っていたりします。教育番組で流れる歌などは、歌声はもちろんのこと、楽曲にさまざまな楽器を用いていたりもします。ママも覚えていっしょに歌ったりもできますしね。
無音に近い状態での育児は、ベビーへの刺激を考えると、あまりよくないのかもしれません。が、新生児のうちから大音量で激しい音などにさらすというのも考えものですね。ベビーを落ち着かせる手段のひとつとしてCDや動画、テレビを取り入れることは大いにアリだと思います。しかし、何よりもママパパの声も、ベビーが落ち着くことのできる音だと思います。さまざまな音を生活に取り入れつつ、たくさん話しかけてあげてください。