ペットとともに暮らすご家族、とっても多いですよね。ベビーを迎えるにあたって、ペットとの接触をどうするべきか迷ったことのあるママも多いのではないでしょうか。
新生児は何もかもが敏感です。何せお外に出てきて間もないですものね。ちょっとのことでかぶれたり、湿疹が出たりします。当然ペットたちが持っている菌にも過敏に反応を示すベビーはいると思います。ではペットは手放すべきかというと、それは少し早計です。
実は近年、フィンランドにおける研究では、主に室外で生活する犬・猫がいる家庭で育ったベビーの方が、そうでない家庭で育ったベビーよりも生後12ヶ月間で風邪などに罹ったり、服薬したりする必要が少なかったというような結果が報告されています。危険性の低い雑菌などに適度に触れることでベビーの免疫が高まったとも考えられそうですね。
ならばお部屋を掃除・整理整頓しなくてもいいかというと、そういうことではもちろんありません。きちんと措置をとっていても、ダニなどが居る場合もあるでしょうし、やはりペットがベビーを直接舐めるなどすると、ペットの口内にいる菌がベビーの粘膜やひっかき傷から入り込み感染症や激しいアレルギー反応を起こすことも十分考えられます。ペットの側からしても、いきなり自分が汚いもの扱いをされれば傷つきますし、ジェラシーからベビーを敵視しないとも限りません。少しずつ間合いを縮めていくことが現実的な対処ではないかと、わたしは思います。
ちなみにわが家の場合。わたしは里帰り出産だったのですが、実家には室内犬のおじいちゃん柴わんこがいます。娘が新生児の間は、娘自身が動かないこともありますが、完全に部屋を隔離。ママであるわたし自身も毛などが着かないよう、わんことはあまり接触しないように、我慢できずに濃厚接触(抱っこ)した後は着替えるなどしていました。とは言っても、他の家族はわんこともベビーとも接触をするわけなので、完全に隔離していたわけではありません。新生児期が終わると、まずはクーハンで同じ部屋で生活することから始めていき、ときどき尻尾を触らせたり。おじいちゃん犬だったこともあるかもしれませんが、噛みつくなどのトラブルはなし。ただわんこの方が母乳にとても興味を示し、娘の口元を匂いに行ったり、消毒前の乳頭保護器を舐められたりをはしました(さすがにこの保護器は処分…)。夫は動物アレルギー体質ですが、今の時点で娘にアレルギー反応は出ていません。
ベビー、ペット、双方の様子を見つつ、程よい距離を探してみてください。