生活における移動手段の中心が自転車であるママたちにとって、子供乗せ自転車はなくてはならないものですね。けれど、そこには危険もいっぱいです。防ぐことのできる危険ならば、防ぐべきですよね。運転する大人の心がけ次第で回避できる危険もたくさんあります。

まずは、交通ルールを守ること。といっても、正直なところ、お住まいの地域の環境、道路状況によっては、規範とされている交通ルールを遵守することが最善と直結するとは限らないこともあると思います。けれど、スピードを出しすぎない、周囲の安全を確認しながらの走行など、守るしかないこともありますね。また、子供のヘルメットの装着も徹底しておきたいところです。キャリーに乗った子供って、思いのほか動きます。重心が移動すると、運転にも影響が出てきます。実際に公道で走る前に、試乗、試運転はしておきたいですね。

子供乗せた自転車の事故で最も多いのが、転倒です。ママも自転車に腰を乗せてまたがっている状態で携帯を取り出そうとして転倒、財布を取り出そうとして転倒、カゴの荷物を直そうとして転倒、などなど。また、停車中の自転車に子供を乗せたままママ友とおしゃべり中、目を離している間に子供がキャリーで動いて自転車がバランスを崩して転倒、なんてことも十分にあり得ます。大人側の過失です。倒れた自転車は相当の重さです。電動アシストが付いていたとすると、尚更に。想像するだけで背筋が冷たくなりますね。

ちなみに、一般的ママチャリ…価格で言うと１万円前後でしょうか、このタイプの自転車に子供乗せ用のキャリーを取り付けることは禁止されています。一般的なママチャリには、１人乗りと荷物を載せられる程度の強度しか想定されていません。あくまでもキャリーを付けられるのは、幼児同乗の基準をクリアしているものだけです。いまだに街中で二人乗り自転車を見かけることがありますが、あれはいつけがをしてもおかしくない状態というわけです。

いずれにせよ、子供と自転車に乗るときには、細心の注意を払って、大人側の時間にも心にも余裕を持って乗ってください。キャリー含め、自転車の定期点検も忘れないでね。

• tweet
•