どうやって守るべきか? 歩きタバコとベビー
妊娠、出産、育児…と関わることが多くなると、それまで以上にタバコというものに敏感になってきますね。育児書や子育て雑誌などでも、タバコがママやベビーにもたらす危険について、特集されているのもよく見かけます。妊婦さんやベビーの周りの大人が、タバコを控えたりタバコから遠ざかったりすることは心がけひとつでできそうですが、お外で不意に出会ってしまう歩きタバコ…どのように付き合っていけばいいのでしょう。
歩きタバコがベビーにもたらす危険
タバコを吸わない人がタバコの煙を吸ってしまう…いわゆる副流煙の吸いこみや受動喫煙が体に与える影響には、喉の痛みや咳、喘息持ちの方には発作を招いてしまうこともあります。妊娠中のママや新生児が慢性的に受動喫煙をしてしまうと、早産や流産、低体重化を招くこともあります。もちろんママ自身が喫煙者の場合は、ベビーへの影響はもっとじ深刻化する可能性があります。
煙が及ぼす体への影響は、ベビーに対しても大人に対してもそう変わらないのですが、大きく違うのは、歩きタバコのその高さ。ベビーカーに乗っていたり、あんよができ始めたりのベビーにとっては、ちょうど顔のあたりになってしまいます。すれ違いざまに目の近くを、耳の横をタバコの火が通る…考えただけでゾっとしますね。
路上喫煙禁止区域
2000年度以降から、全国的に路上喫煙を禁止する動きは大きくなってきています。特に往来がの多い観光地、市街地などでは路上喫煙・歩きタバコ禁止を促す標識を目にすることもありますね。自治体によっては罰金制を設けているところもあるようですが、日本中でこの条例がしかれているわけではありません。これは選挙へGOです。
現実的に、わが子をタバコ・歩きタバコの害から守るには、近づかせないということを徹底することなのだと思います。タバコが吸いづらくなったと言われるこのご時世、外で喫煙する場合、周りに人がいないかなど、かなり気をつけている人も多いです。それでも、自分の後ろにいる人やベビーには気づきにくいこともあります。タバコの匂い、煙の煙に、周りの大人が一丸となって気を付けましょう。
くれぐれも、歩きタバコの人を見つけて「ここ喫煙区域じゃなかったかしら?」なんてベビーカー押しながらスマホで調べることのないように。