ベビーの水分補給 ~白湯、果汁…何をあげるべき?~
汗をかくような日が続くと、ベビーの水分補給について気になることもあるのではないでしょうか。特に、月齢が小さく、おっぱい・ミルクが主食となっているべビーの場合は不安にもなりますよね。
自分たちの母親世代にアドバイスを求めると、湯冷ましを飲ませていた話や、果汁を飲ませていたというような話も耳にしますが、健診などでは、母乳・ミルクで十分、というような指導を受けることが多いですね。わたしがお世話になっている自治体でもそうです。実際、母乳・ミルクだけでベビーのお腹は満たされますし、栄養も十分です。また、離乳食を始める適正な時期とされている生後5ヶ月頃以前に果汁などを与えると、アレルギーが出てしまう可能性も否定できません。とはいっても、後々のことを考えると母乳・ミルク以外のものにも慣れておいてほしいという気持ちもわかる。では、どのくらいの時期からどのようなものを与えることができるのでしょうか。
比較的早い時期からベビーが飲むことができるものに、白湯や薄めた麦茶があります。これらは生後2ヶ月頃からでも飲むことができるようです。ベビーフードコーナーなどでもノンカフェインのベビー麦茶やイオン水なども売られていますね。ペットボトルやパック入りのものであれば薄める手間もなさそうです。離乳食を始める頃になると、果汁も飲むことができるようになりますが、大人が口にして、薄っ!と感じるくらいの味で十分です。まだまだベビーの消化器官は発展途上なので、糖分が多過ぎたり酸味が強いものはようすを見ながら試していきましょう。
哺乳瓶慣れしているベビーなら哺乳瓶を使って飲んでくれますが、そうでないベビーの場合は、スプーンで飲ませることができます。月齢が大きくなり、離乳食も上手になってくればマグなども使えそうですね。マグやストローなども、はじめはうまく吸えないことが多いです。おもちゃ感覚で与え、遊びの中で使うことに慣れていくのもありですね。
また、夏場などは汗もよくかくし、ベビーの水分が足りているかどうかわかりにくいかもしれません。たとえば脱水状態になれば、極端におしっこの量や回数が少なくなったり、ぐったりしたり、皮膚が乾いているように感じたりします。多くの場合このような状態に追い込まれる前に、泣くなりぐずるなりして水分を欲しがるアピールがあると思いますが、出先でベビーカーでぐっすり、なんてことが長時間続いたときには注意が必要です。暑い日には、少し注意して見てあげてください。
いろいろと紹介してきましたが、現在9ヶ月のわが子はまだおっぱい以外の水分をほとんど口にしたことがありません。麦茶や薄めた果汁なども試したことはありましたが、あまり欲しがらないというのと、食器の洗浄や何かにつけて白湯を用意することをわたしが手間だと感じたことが大きいです…。夏場のお出かけのときも、最近ではケープさえあれば授乳できるスペースがあるところが多いですので、小まめな授乳にも難儀した覚えもありません。ベビーの体質などにもよるでしょうが、欲しがらないようなら無理に母乳・ミルク以外のものを与えることもないのではと思います。ベビーの体調や好み、離乳食の進め方などを相談しつつ、いろいろ試してみてください。