ベビーが寝るのがお仕事、とはよく言ったものですが、ママが思ったように眠ってくれるわけではありません。ネットで検索してみて、よその子はそんなに寝るの?!とうらやましくなることもしばしば。今回は、そんなねんねにまつわるお話です。
ベビーが寝付く条件として外せないのが、お腹が満たされていること、おむつ事情が快適であること、が挙げられます。逆に言えば、この2点を欠いているとベビーは起きてしまいます。お腹が満たされていても、うまくげっぷができていなかったり、満腹すぎたりするとぐずることもあります。もちろんその他にも、室温や湿度、騒音、明るさなども影響してきます。
一般的に、ベビーが快適に過ごすことのできる室温は、夏場なら26-28度、冬場なら18-20度前後、湿度は60%くらいがちょうどいいと言われています。ベビーにも暑がり寒がりがあると思いますが、大人と比べてベビーの体温は少し高めです。冬場など、寒かろうと思ってたくさん着せて被せてねんねさせていると汗をかいていたなんてこともあるので、汗をかいていそうなときは注意してあげましょうね。
騒音の感覚は大人と似たりよったりでしょうか。うるさかったり明るすぎたりすると、快適にねんねはできないかもしれません。新生児を抱えてママなら誰しも検索したことのある“モロー反射”もきっかけになりやすいのは、音、ですね。ビクっとして起きてまた寝付いてくれればいいですが、そのまま起きて泣いてしまうことも大いにあります。ベビーのねんね中はテレビの音、携帯の音、ドアの音、など、注意しましょう。
部屋の明るさは、ホルモン分泌のことも考慮して、基本的には自然に倣うのが良いと言われています。要するに、昼間は明るく、夜寝るときは暗く、ということです。夜でも豆電球などの常夜灯をつけておくことはおすすめしますが。月齢が大きくなるにつれて、ベビーは昼間に起きている時間が多くなり、夜は寝る時間が多くなってきます。体内時計がつくられていくわけです。パパママの生活に合わせて、寝る時間がきても煌々と明るい部屋で寝させられると、ベビーの体が昼だと勘違いして、適切なホルモンの分泌がされないことがあります。生活時間を習慣づけるためにも、ベビーの生活時間にパパママが寄せていくように努力したいですね。
ただ、規則正しい時間帯で生活させようと思っていても、どうしても夜中に起きて遊ぶテンションになってしまったり、なかなか寝付いてくれない夜もあると思います。でもそんなよるは毎日、何か月も続くわけではありませんよね。どうしても寝させなくちゃ!とママがしんどくなってしまうなら、確かに次の日のママはしんどいかもしれませんが、イレギュラーな日だと割り切って起きてしまうのもアリだと思います。
疲れたときはわが子の寝顔に癒してもらいましょう。