うんちとおしっこは、ベビーの健康状態を知る大切なバロメーターです。ママはおむつ替えのときに注意して、その様子を見ておく必要があります。
月齢の小さなベビーは、うんちもおしっこも頻回です。おしっこは透明に近い黄色っぽい色。うんちは、まだ内臓が未発達であるため、うんちがお腹にとどまる時間は短く、黄色っぽくてゆるゆるの軟便をします。母乳とミルクとで大きな差はないようですが、若干ミルクの方が少しだけ硬さがあるようです。個人差はありますが、においも大人の便のようなことはなく、わたしの感想では、お米を炊くようなにおいがしていました。
新生児期のベビーはおならといっしょに勢いよくうんちをすることがよくあります。まさに噴射のように。このときの音や様子は近くに居るママでも気が付くと思います。これは、おっぱい・ミルクの際にたくさん空気を飲んでいることと関係しているようです。月齢が大きくなり、飲み方が板についてくれば少なくなってきます。
新生児期が終わり、月齢が大きくなってくると、おしっこの色は大して変わりませんが、においが大人のそれに近くなってきます。また、うんちの色が緑に近づいてくることがあります。これはうんちがお腹にとどまる時間が長くなって酸化したり、離乳食が始まることが関係しているようです。ゆるゆるうんちの中につぶつぶつしたものが混じってくることもありますが、概ね健康な状態です。
うんちのペースはベビーによりますが、月齢が大きくなるとともに1日の回数は減ってくる傾向にあります。なかには数日うんちが出ず、便秘状態になるベビーもいるかもしれません。よく聞くのが、お腹のマッサージや綿棒かんちょうですね。綿棒の先をベビーオイルなどでしめらし、おしりをつついてあげると出してくれることが多いです。が、初めての場合はやはり小児科に相談してみましょう。
気を付けておきたいのが、血が混じるようなものが出た場合や、明らかに前日までのものとは著しく違ったようすのうんちやおしっこが出た場合。これは、うんちにもおしっこにも言えることです。そういった場合は、可能なら汚れたおむつを持参して小児科の診療を受けましょう。程度によったら、携帯のカメラで撮影した画像でもいいと思います。また、母子手帳には月齢と目安となるうんちの色見本が載っていると思います。そういったものも参考にしながら、総合的にベビーの様子には目を配っておきましょうね。