初めてのお誕生日を迎えた、1歳1ヶ月。一般に、多くのベビーはつかまり立ちを覚え、たっちを覚え、早い子では一人で歩き始める姿も見られます。手足の器用さが増し、自分の意思で掴んだり離したりできるようにり、相変わらず好奇心もむくむく芽生える時期。歩くことができるようになると、外で受ける刺激もまた違ってきますね。草や、砂、泥など、初めての感触に脳が刺激され、成長にもつながります。何かと口に入れたがることは心配ですが、危険でない範囲でなら、ベビーの好きにさせてあげましょう。
1歳前後では、言葉にも変化が出てきます。それまで喃語が多かったものから、明らかに○○って言ってる!というものへの変化です。例えば、まんまんまんがママになったり、わんわんやニャンニャンなど、周りの大人たちが繰り返す擬音を口にしてみたり。1年余ってベビーに寄り添ってきたパパママならおわかりかと思いますが、ベビーは、好きなものにははっきりと興味を示しがちです。ベビーが繰り返し口にする反復言葉や擬音には、その子の好みが現れていることが多いです。ベビーの好きな分野・得意分野を深める材料にしたいですね。また、ベビー自身が自分と他人の区別ができるようになってくるのも、1歳前後頃からだと言われています。わかりやすいところでは、誘い笑いをするなどが挙げられるでしょうか。案外、大人の動作や顔色はしっかり見ていたりもします。少し背筋が伸びる思いですね。
1歳を過ぎると、乳幼児期の予防接種の後半戦が始まります。また、免疫や季節柄から、いろいろな病気を経験する頃でもありますね。小児科へ通うことも多くなってくると思います。小児科に通うようになって、病気以外のことでママが気になってくるのが、同じくらいの月齢の子との違い。特に、成長のスピードについてですね。ベビーの動作が多種多様になってくるにつれ、うちの子はまだ○○できない…と心配になるママは多いと思います。ただでさえわが子はかわいくて特別な存在なのに、なんだか悔しくなりますよね。わたしだってそうです。上でも述べましたが、この時期はベビーの好みや興味を示す分野が現れてくる時期、言い換えれば、性格の違いも現れてくる時期です。慎重に行動するタイプのベビーは、新しい動作に移る時期が遅れがちになることは、よくあることだそうです。それでも不安な場合は、気になることをメモしておいて、検診や診察のときなどに先生に相談してみましょう。頼れるものは頼って、たくさんの手を貸してもらいながら子育てしていきましょう。