よちよち期 ~つかまり立ちからゆっくりね~
ベビーがつかまり立ちをし始めたら、よちよち期の始まりです。
つかまり立ちにも成長の個人差はありますが目安としては、はいはいなどの運動で手足、腰回りの筋肉が発達してきた生後8ヶ月~満1歳頃です。まだ筋肉が未発達な状態で無理に立たせようとすると、関節をいためたり、足の裏への力のかかり方のバランスが崩れ、偏平足になったりしてしまうことも考えられます。立ちたい、歩きたい、はベビーに任せてみましょう。
つかまり立ちを覚えたベビーは、自分でつかまることのできるものを探して、つかみにかかります。テレビボードや、ローテーブル、階段などが恰好の標的となります。はじめは手の力で体を引っ張り上げて、足の体勢を整え、へっぴり腰で立ち上がります。慣れてくると足腰の力で体を持ちあげようとします。一度立ち上がると、座りたいのになかなかうまくその場を離れることができず泣き出すベビーも居ます。そんなときは周りの大人がお手伝いしてあげてくださいね。
つかまり立ちに慣れてくると、つたい歩きに挑戦し始めます。テーブルに手をついたまま縁を行ったり来たり、こっちのテレビボードからあっちのローテーブルに移ろうとしてみたり。慣れてきたとはいえ、まだまだ不安定さは残ります。危険はいっぱいで、目は離せません。
では、具体的にどのような危険が考えられるでしょうか。例えば、転倒。子どもは体のバランス的に、どうしても頭の重量が重めです。ひっくり返るとき、落ちるときは頭から落ちてしまします。対策としてカーペットなどを敷く場合でも、ゴム板などできちんと留めておかないと、ベビーが足で踏ん張ったときに滑って、逆に転倒の原因となりかねません。はめ込み式のマットでも、お部屋によってはつなぎ目が浮いて凹凸ができ、つまずく原因になることもあるようです。ベビーの性格、家具の配置などを相談して適切な対策を取りたいですね。
また、つかまり立ち、つたい歩きで前方に転倒すると、テーブルの縁や角でおでこや、場合によっては目のあたりをぶつけてしまうことがあります。簡単なクッションや緩衝材などの取り付けも必要ならば検討してみるものいいですね。