おっぱい・ミルク ~ベビーと相談 ぴったりの授乳方法~
本格的に離乳食が始まるまでは、ベビーの主食は言わずもがな、ママの母乳、もしくはミルクですね。今回は、ここに最近よく聞く混合授乳のお話しを紹介したいと思います。
1日の授乳回数は、ベビーの成長過程や体の大きさにもよりますが、概ね8~11回程度が一般的のようです。1回の飲み量が少ないので、月年齢が低いほど回数は多くなります。
おっぱい
おっぱいは、大体飲んでから1~2時間程度で消化されると言われています。特に回数にこだわることなく、欲しがったらあげたらいいよと指導する産院も多いようです。ママになったからにはと、おっぱい授乳に憧れるママは多いと思いますが、おっぱいも初めからうまくいくわけではありません。よくある最初のつまずきは、うまく飲んでくれない、乳首が痛い、でしょうか。ママの乳首とベビーの口の中の形の相性で、慣れるまでは口の端からあふれたり、うまく吸えなかったりすることがあります。哺乳瓶に付ける乳首と比べると、ママの乳首を吸う方が力が必要になるようなのでママも慣れないうちは乳首が傷んだり、十分な飲み量に達していないのに途中で疲れて寝たりしてしまうベビーも居ます。ですがこれも慣れてきますし、特別な問題があるときは産院が指導してくることもあります。
ミルク
ミルクの場合、新生児期は表示量を目安に徐々に量を増やしていき、ベビーに授乳のペースができてくると3時間程度開けるのが一般的なようです。ミルクの作り方、あげ方は産院で教えてもらえることが多いですし、新生児期は2週間、1ヶ月と、小まめな健診があるので、その際にミルクの飲み量に問題が見られれば指導してもらえます。おっぱいと違って飲み量がはっきりしますし、ベビーが哺乳瓶慣れしてくれればママ以外の周りの大人にもお世話を頼みやすいかもしれませんね。
混合授乳
おっぱいとミルク、どちらもというのが混合授乳です。大きく分けて、1度の授乳で先におっぱいを飲ませて足りてなさそうな分をミルクで、というパターンと、今回はおっぱいで次の授乳のときにはミルクと交互に両方を与えるパターンに分かれるようです。どうしてもミルクの方が消化に時間がかかるので、夜の寝んねの前にはミルクをお腹いっぱい飲んでもらって夜中の授乳を減らし、ママの睡眠時間を確保しやすくする、というテクニックもあります。夜中のおっぱい授乳が減ると、母乳分泌量も減ってくるというデータもあるので、早くからお勤めに復帰することを考えているママにはこういった方法が合っているかもしれませんね。
また、母乳の出が良くなくて悩むママも多いですが、市販のミルク、品質はとても良いと思います。夜中の授乳をミルクにしてパパにお願いしたい時、いつもは母乳だけどちょっとお酒を飲みたい時、遠慮なくミルクに頼りましょう。
ママのライフスタイルに合わせて、ベビーの好みと相談しながら、ぴったりの授乳方法を探していきましょう。