生後10~11ヶ月頃 ~お家の中にも潜むキケン~
生後10ヶ月、11か月頃になると、ベビーの身長は70㎝前後、体重も10㎏程となりまる。すやすや眠っている姿を見ても”子ども“感が増してきますね。
つかまり立ちや、早いベビーではもうたっちから歩き始めていることもありますね。こうなってくると、より気を付けておかないといけないのが、段差や階段での事故です。0~2歳までの子どもの事故で最も多いのは、階段に関するものだというデータもあります。階段口に取り付けるガードなど便利なものもありますが、取り付けはしっかりと、そして、開け閉めもしっかりと気を付けておきたいですね。ベビーの力は思った以上に強いですものね。また、マンションなどのワンフロアのお宅でも、ちょっとした段差や、掃出し窓など、階段に類似する危険な場所はたくさんあります。カーテンに隠れて、気づいたらバルコニーに出ていた!なんてこともあるかもしれません。自分の世界を広げにかかったベビーからは、本当に目が離せませんね。
自分の世界を広げると同時に、好奇心も育っています。寝返り期、ハイハイ期頃から気になっているママもいるかと思いますが、好奇心が芽生えたベビーは何でも口に入れようとします。または、舐めようとします。総じてそれは、ママがあまり掃除をしない場所だったりもします。…あれ、そうでもない? 掃除しているつもりでも、手やひざ、足の指の間は髪の毛やホコリにまみれていることもあります。気づいたら小まめにふき取ってあげてください。また、同時に誤飲にも気を付けておきたいですね。手が届くもの、口に入るサイズ(たまに入らないサイズでも)のものすべてに誤飲する危険があります。誤飲した場合の措置としては放っておいても大丈夫なものもありますが、吐かせた方がいいもの、吐かせてはいけないもの、水を飲ませてはいけないものなど、その誤飲したものによって、処置の仕方は違ってきます。健診の際、保健所から誤飲に関するハンドブックなどでの指導もあるかと思いますが、迷ったときはすぐに小児科に相談しましょう。
知能に関しては、徐々にですが、発語が出来てくる頃ではないでしょうか。マ行、パ行などは比較的早い段階から聞こえてくるかもしれません。また、言葉に関してだけでなく、ベビーはパパママの様子をじっくり観察して、マネしようとしてきます。いっぱい話しかけて、いっぱい遊んであげてください。
ママの方では、そろそろ卒乳の時期を考え始める頃でしょうか。ママの体調や、お仕事の復帰の都合ですでに卒乳への段階に入っているご家庭もあるかもしれません。離乳食の進み具合やベビーの心が構えと相談しながら進めていきましょう。