生後8~9ヶ月頃 ~ママを求めてどこまでも~
生後8ヶ月、9ヶ月頃になると、ママの方ではベビーというよりももう“子ども”と感じることが多くなってきますね。個人差はありますが、男の子では10㎏を超えるほどに大きくなる子もいます。
ほとんどのベビーで腰が据わり、ハイハイにも慣れてくる頃でしょうか。ハイハイをせずにいきなりたっちをするベビーも居るので、まだハイハイをしないわ!と焦る必要はありません。手の指の使い方も、少しずつ器用さが見られるようになってきます。つかんだり、持ち上げたり、意図はしていないかもしれないけれど、投げたり。つかむことを覚えるとつかまり立ちをしようとしたり、寝転がるパパやママを乗り越えて遊んだり、こちらの予期できない動きをとることもあります。尻もちをついてバランスを崩し、後ろに倒れて頭を打つこともしょっちゅうあり得るので、カーペットやマット、畳敷きの部屋を使うなど、ベビーの活動場所の環境にも気を付けておきたいですね。
離乳食は、2回食に挑戦中のベビーが多い頃でしょうか。少しずつ、食べられる種類を増やしていきましょう。
新生児の頃と比べると、日中に起きている時間が随分長くなっていると思います。起きていて、泣いていない時間も長くなっているのではないでしょうか。そうなってくると、一人遊びも覚えてきます。一人で機嫌よく遊んでいると、ママもその時間を家事に充てられて助かるのですが、やはり目を離すのは危険です。例えば、スリッパをなめなめ、電気コードをかじかじ、など。いずれも無音でできてしまうことなので、家事をする際も視界のどこかにベビーの姿をとどめておくようにしましょう。
また、9ヶ月頃になると、一人遊びもしつつ、一番近くに居る大人をはっきりと認識し、後追いするようになってきます。昼寝から起きて側に誰もいないと、新生児期のような全力のぎゃん泣きをすることも全然珍しくありません。自分の興味が向いていることがあるとき、例えば好きなテレビ番組などを見ているときは側に居なくても平気でも、ふと、近くに誰も居ないと気づくと泣きながら探し回ったりします。気まぐれではあるけれど、自分を探して泣いてるんだと思うと、きゅんとしてしまいますね。きりの良いところで家事や仕事の手をとめ、大丈夫、居るよー、と抱っこしてあげましょう。