初めてのお誕生日を迎える満1歳。たった1年間でこんなに成長したのか、と改めて感動することもたくさんありますね。今回は、満1歳から1歳6ヶ月頃までのベビーについてのお話です。
満1歳を迎えるころになると、自分で歩くことができるようになっているベビーも居ますが、まだほとんどのベビーはつかまり立ちや、よちよち期です。まだ歩けないベビーも、1歳6ヶ月頃まではせかせず見守ってあげましょう。
1歳を過ぎるころになると、言葉に対する反応がしっかりしてきます。それまでは、大人が聞き分けることのできなかった喃語が多かったと思いますが、発音できる言葉が増えてきます。言葉を使うことに関する発育には、まわりの大人が話しかけることがとってもいい刺激になります。絵本の読み聞かせなども、どうせ意味わかってないだろうな~と思うこともあるかもしれませんが、実は案外意味がわかって楽しんでいたりします。擬音を聞く、文字を見る、色彩を認識する、ということなども刺激になりますしね。こちらが期待するような反応ばかりではもちろんありませんが、いっぱい話しかけてあげましょう。
言葉が出てくるようになるのと同じように、徐々に手先の器用さも増してきます。積み木で遊んだり、お絵かきに挑戦したりするのもいいかもしれません。歌を歌いながらの手遊びなどもいっしょに楽しめるようになってきます。離乳食で使う食器などにも興味を持ち始め、自分で食べたい期に入ってくるベビーもいます。
離乳食も、順調に進んでいれば食べられるものの種類もずいぶん増えてきていますね。生ものやはちみつなど、ある程度時間をかけなければならないものもあるので、心配な場合は小児科や保健所へ相談を。歯も、下の歯から順ににょきにょき顔を出している頃だと思います。歯磨きは、概ね下の真ん中の2本が生えた頃からだと言われていますが、歯磨きを嫌がるベビーは大変多いです。ベビーの口内は自浄作用がはたらいているので、まずはちょんと触れる程度から、ゆっくりゆっくり進めていきましょう。
何につけても、時間がかかる、手間がかかるのは当たり前。毎日毎回は大変かもしれませんが、たまにはベビーの好奇心の赴くままにいろいろなことをさせてあげるのもいいかもしれません。ただし、ケガや誤飲にはくれぐれもご注意を。