満1歳を迎えることになると、早い子の中にはつかまり立ちを覚え、もう何にもつかまらずに立っちできるようになるベビーも出てきます。
ベビーの関節って、とっても柔らかいですよね。大人からすると、よくそんなに開くな~と思うくらいに開脚したまま寝ていたりします。足首の関節もとっても柔らかいのですが、ここがしっかり固まってくると、あんよの準備ができてきたことになります。他にも、足腰の筋肉の成長、バランス感覚、ベビーの好奇心がそろってくると、いよいよあんよです。
最初は1歩踏み出すことから。続けてうまくあんよができるようになる期間はベビーによりけりです。慎重な性格のベビーはなかなか次の一歩を踏み出すことができず、2~3歩で尻もちをついて、ということが繰り返されるかもしれませんが、焦らず見守ってあげてください。
あんよに慣れてくると、ママの方でも育児の方法が今までと違ってきます。まずは事故防止。はいはい期、つかまり立ち期にも共通していることですが、ベビーの視界が広がると、好奇心も同時にむくむく育ちます。手の届くものは何でも手に取り、口に入れてしまう危険があります。立っちしても手の届かないところだと安心していても、知恵のついてくるベビーたちは予想を超えた行動をしばしばとってくれます。テーブルクロスを引っ張られて焦った経験のあるママも多いのでは。玄関や掃出し窓、階段、台所などへも積極的にお出かけしてくれますね。必要な場所にはガードを付けるなどして対策をしましょう。
立っちやあんよの面白さを覚えたベビーは、おむつ交換のときになかなかじっとしてくれなくなるというのもこの時期にありがちな話です。大人の胸や肩につかまって、無理せず立っちできるようになっていれば、パンツタイプのおむつへ変更するとおむつ交換が楽になる場合もありますよ。
あんよにも慣れお外で遊ぶようになると、靴を選ぶ楽しみが出てきますね。お店によってはベビーのあんよ測定などもしてくれますので、必要なときは店頭で相談してみましょう。また、カバーオールなどのつなぎタイプの服だけでなく、セパレートタイプの服も脱ぎ着が楽になってきます。楽しむところはきっちり楽しみながら、育児していきましょう。