
不妊症の原因は、多くのものが複雑に絡み合ってその原因を成しています。
そのひとつが「卵管障害」です。
卵管は卵巣と子宮をつなぐ大切な役割を担っています。つまり、受精卵を運ぶ役割をしているのが卵管ですので、ここが狭窄したり、閉塞してしまったり、機能不全を起こしてしまうことが不妊の原因となります。現在、不妊症で悩む30%ほどの方がこの卵管障害があることがわかっています。
1.原 因
・感染による炎症
クラミジア、淋病など性病によるもの。細菌感染。膣内の炎症が卵管へ移行したもの
・子宮内膜症
・過去の腹部などの手術による癒着
2.症 状
自覚症状はほとんどありませんが、色やにおいのついた「おりもの」が出ることがあります。「卵管造影検査」で初めて卵管障害を指摘される方も少なくありません。
3.検査方法
子宮卵管造影を行います。子宮腔〜卵管〜腹腔内の通気性を調べます。
子宮内に造影剤を注入して、子宮から卵管を通って腹腔内に流れ出る様子をレントゲンで観察します。痛みを伴う経験談もありますが、全ての方が「我慢できないほどの痛み」を経験している訳ではありません。検査時の痛みの感じ方には個人差が大きいようです。
4.治療方法
・体外受精
・腹腔内手術
・卵管鏡下卵管形成術
検査を受けた結果やライフスタイルに応じて治療方針が検討されます。信頼できる医師、パートナー、家族と話し合って治療を進めていきます。