
ベビーを授かりたいという気持ちがパートナーとの間で芽生えてくると、考え始めるのが妊活について。言わずもがな、妊娠するために前向きな活動に取り組むこと、なのですが、これには夫婦生活はもちろん、元気なベビーのパパママとなるための体調の改善やライフスタイルの見直しなども含まれています。
妊活のための休業を選ぶ、という女性がこのところ増えてきているように感じます。それは女性の平均初産年齢が30歳を超えたことや、不妊治療をするカップルが増えていることにも関係しているのでしょうね。結婚して、そろそろベビーを…と考え始めるとすると、女性の場合の最も多い年齢区分だと25-35歳くらいでしょうか。お勤めをなさっているなら、男女とも仕事にも慣れそれなりの地位に就き、働くことが面白くなってきた頃合いですね。では、妊活と仕事の両立は簡単にできるものでしょうか。
例えば、女性が妊娠しやすい体にするためには、栄養のある食事、十分な睡眠、限りなくストレスのない状態、パートナーとの良好な仲、などが挙げられると思います。もちろん適度な夫婦生活も。不規則でなく偏りもない食事、とれていますか? 睡眠時間は充分にとれていますか? 仕事のストレスのはけ口にお酒やタバコをたしなみ過ぎてはいませんか? 帰宅時間が合わず夫婦ですれ違いになっていたりしませんか? バリバリ仕事をしていると、これらの項目がオールグリーンになることは、なかなか難しいのではないかな、というのがわたしの正直な感想です。
ではやはり妊活と仕事の両立は無理なのかというと、やり方次第なのだと思います。例えば、意地でも定時で上がれるように効率よく仕事をする。そういう職柄でないのなら、食事だけは健康を心がけたものをまともにとる、休日は夫婦で合わせてスキンシップをはかる、など、できそうなところからやってみるのもいいかもしれません。思い切ってフレキシブルな職場に変わってみるのもありですね。
捉え方によっては妥協ととられるかもしれませんが、ベビーを授かりたいときって、ベビーのことを1番に考えますよね。何が重要なのかはそのカップル次第だと思いますが、ベビー欲しいけど仕事をキリのいいとこまで…となんとなく先延ばしにしていくと、絶対的な壁になりうる、加齢という問題が迫ってきてしまいます。
たまたま、偶然、運が良くて全部トントン拍子でいく場合もあるかもしれませんが、2つ以上のものを求めるときには、それなりの努力と妥協がよりよい結果を生む場合もあるのだと思います。いずれにしろ、妊活をしながら仕事を続けることができるかの細かなシミュレーションは必要です。ママだけでなく、パパもね。パートナーと、じっくり話し合ってみてください。