乳歯の上手な磨き方、仕上げ磨きのコツ
概ね、小学校に上がるまでには自分で歯みがきができるようになる子が多いようですが、小学校半ば頃までは親の仕上げ磨きが必要だと言われています。テレビで見かける仕上げ磨きでは、出ているお子さんは文句も言わず磨かせてくれていますが、実際あんなにうまくいかないですよね。上手に乳歯の歯みがきをするコツは何なのでしょうか?
歯みがき=楽しいイメージをつける
まずは歯ブラシというものに慣れることから始めてみましょう。歯みがきのスタート時期は、乳歯が生え始める生後6ヶ月頃という意見が多いようですが、離乳食の開始時期などにもよると思うので、各家庭での判断で良いのではと思います。何でも口に入れたがる時期だと、導入はスムーズにいきそうですが。
はじめは歯ブラシをうまく扱えなくて当たり前です。まずはくわえて、感触を覚えてもらう。そのうち好きに遊び始めると思います。うちの娘は床をきれいに磨いてくれていました。
大人が楽しそうに歯みがきしているのを見せびらかすと、マネして歯みがきを始めたりもするので、歌ったり、シャカシャカと大げさに音を立てて磨いて見せたりして、ママパパもいっしょに歯みがきをしてみましょう。
優しくを添える手
さて、子供の歯みがきに必要なのは、仕上げ磨きです。理想的な仕上げ磨きは、テレビで見かけるあの光景ですね。まず大人は正座、子供は仰向けに。子供の頭を大人のひざのあたりに乗せ、大人が子供を覗き込むかたちになります。大人は歯ブラシをペンを持つようにして握ると、扱いやすいようです。上の歯を磨くときは、上唇と歯茎の間にあるヒダを巻き込まないように、下の歯を磨くときは歯ブラシのヘッド部分で歯茎や喉をつついたりしないよう気を付けましょうね。空いている手は、お子さんのほっぺやあごにやさしく添えてあげましょう。それだけでも安心しますよ。
力加減は優しく、軽く
歯ブラシを力強く押し付けてこするのではなく、あくまで優し~く、軽~く、小刻みに動かして磨いてあげてください。歯ブラシの性能もよくなってますし、万が一子供が歯みがき=痛いなんてイメージを持ってしまうと、歯みがきを嫌がる原因にもなりかねません。
歯みがき以外でも、体を洗うとき、拭くとき、ドライヤーで髪を乾かすときなど、大人と同じ力加減では子供にとっては強すぎる刺激となることがままあります。気を付けましょう。