妊娠中も育児中も、油断すると陥りやすい貧血状態。自身で気が付く程度の症状が出ているときは、しっかり貧血状態に陥っている場合が多いので、そうなる前に手を打ちたいですね。鉄分は摂り溜めしておくこともできないので、毎日必要な量を摂り続けることがポイントです。
基本は食事で貧血対策
鉄分は食物から摂取するのが一般的です。ですので、疲れやすくなったかなとお思ったら、意識して鉄分を含む食材を使ったおかずを一品足してみましょう。
例えば鉄分含有量の優等生レバー。家庭で扱いやすいとすると、鶏レバーなどが手に入りやすいですね。臭みが気になる場合は、洗って、ゆがいて、などの下処理が少々面倒ですが、醤油・砂糖・みりん・酒などを合わせ刻み生姜と煮込めば簡単に一品になります。たくさん作っておいて少しずつ毎日摂るのもいいですね。でも、ベビーを抱えてレバーをさばくのはなかなか難しいですね。でも大丈夫、缶詰もあります。
続いて扱いやすい食材だと、ひじきが挙げられそうです。水でもどしてこれも、だし・醤油・砂糖・酒などと人参やあげなどの他の具材と炊けば簡単に一品になりますね。ん?それも面倒?大丈夫、スーパーのお惣菜コーナーにたいてい並んでいます。
普段ご家庭でさばくものとしてはあまりなじみがないかもしれませんが、貝類も鉄分豊富です。扱いやすい食材だとあさりが挙げられそうで…砂抜き、面倒ですね。でも大丈夫、水煮缶があります。素を使って簡単にクラムチャウダーを作って、そこにあさりを投入すれば一品完成です。
台所に立つこと自体難しい場合は、サプリもありだと思います。妊娠中に飲んでいて余ったサプリがあれば、まずはそれを飲みきることからしてみましょう。ほかにも、干ぶどうやプルーンも鉄分を豊富に含みますが、これらは間食感覚でちょこちょこ摂りやすいので、おすすめです。また、最近ではコンビニでもよく関連商品を見かけますが、アサイーも鉄分を多く含むと言われています。ドリンクタイプなら簡単に摂れますね。
鉄のフライパンから鉄分補給?
ウソのようなホントの話。鉄製のフライパンで調理すると、出来上がった料理に含まれる鉄分量が増えたという研究結果もあるようです。最近は軽くて使い勝手のいいフライパンに人気があるようなので、特に若い世帯ではなかなかお持ちでないかもしれませんが、まさに継続して鉄分を摂ることができる方法の一つです。フライパン以外でも鉄瓶でお湯を沸かすなど、応用もできそうですね。