生後6~11ヶ月頃 ~ベビーから”子ども”へ~
生後6ヶ月に突入すると、乳児期も後半に突入です。身長は生まれたときの1.5倍ほど、体重は3倍近くになるベビーもいますね。
6ヶ月頃になると、寝返りを覚え、部屋中をころころ動き回るベビーに手を焼くママも多いのでは。特に、柵のないベッドでベビーを寝かせているお宅では、転がり落ちないように気をつけておかなくては。見える世界が広がると、ベビーは何にでも興味を示します。何でも手に取り、口に持っていこうとします。お部屋の掃除、整理整頓に気を配って、ベビーが安全にその五感を育てられるようにしておきたいですね。
寝返りが上手になってくると、今度はお腹を着けた状態でのハイハイ、いわゆるずりバイが始まります。ハイハイをしないベビーもいますが、腰がすわり、おすわりができるようになると、被るタイプのお洋服が着られるようになりますね。おしゃれの幅が広がるのも、ママの楽しみですね。
すでに始めていたベビーも居るかと思いますが、6~11ヶ月頃の間に、ほとんどのベビーで離乳食を体験することになると思います。保健所からの指導もあるかと思いますが、まずはゆるゆるの10倍粥から、同じ食材を繰り返して慣れさせ、食べられるもののレパートリーを増やしていきたいですね。といっても、おっぱいが主食のうちは離乳食で栄養を摂らせようと焦ることはないので“食べる”ことの練習という捉え方でいいとおもいます。ただ、生後6ヶ月頃を過ぎるとママからもらっていた免疫の効果がなくなり始め、8ヶ月頃になると、母乳のみの場合、他のものから鉄分を摂取しなければ、ベビーが鉄分不足になる可能性が出てきます。ママのお手製離乳食で鉄分を補足するのもよし、お湯で溶く鶏レバーなど、離乳食に簡単に取り入れられるものもあるので、ドラッグストアなどのベビーフードコーナーも覗いてみてください。小さな白い歯も生え始める時期です。離乳食も楽しみたいですね。
また、免疫関係の話を紹介しておくと、ベビーが初めてのお熱、病気に罹り始めるのもこの時期です。いつもと様子が違う、少し熱っぽいかな、と思ったら、すぐに小児科へ相談しましょう。熱でぐずっておっぱいを飲んでくれない、かかないでと言っても湿疹をかいてしまう、など、ベビーの看病には大人の辛抱や我慢が必要なことも多いです。でも、その子は守るべき存在ですね。頑張りましょうね。