母乳にはたくさんの栄養と赤ちゃんを強くする免疫物質も入っています。お母さんが食べたものがそのまま栄養となって赤ちゃんにいきますので、できるだけバランスの良い食事を心がけたいですね!さて母乳にはどんな栄養素がつまっているのでしょうか。
ここで1つ伝えておきたいのは、母乳であろうとミルクであろうとどちらも変わらないということです。どちらかが勝ることはありません。昔の人はよく母乳じゃないとダメという雰囲気を出してきますが、全く気にしなくてオッケーです!!ミルクも母乳と変わらないくらい栄養満点です!
○ 母乳に含まれる栄養はどんな種類があるの?
・炭水化物
・脂肪
・タンパク質
・ビタミン
・ミネラル(カルシウムや鉄分)
まさに教科書にも載っている五大栄養素がきっちり入っています。母乳は消化も良く(だからこそ何回も授乳が必要です)ほどよい満腹感も得られ、完璧な栄養バランスと言えます。
○ 母乳=お母さんの食べたもの 食事バランスは大丈夫??
毎日の食事は果たしてバランスのよいものなのか、気になるところです。だってそのまま赤ちゃんに栄養としていくわけですから。でもあまり神経質になってしまうと母乳の出方も悪くなってしまうので、ポイントを押さえながら、それを食事・調理方法に盛り込んでいくとよいと思います。
「現代の日本人女性は圧倒的にカルシウム・鉄分不足である」
母乳を与えることでさらに不足することも。カルシウムや鉄分を含んだ食材を意識しましょう。
牛乳は脂質が多いのでおっぱいがカチカチに固くなり詰まることもあります。
なるべく魚類で摂取しましょう。和食がおすすめです。
「ビタミンのなかでもB・C・葉酸は水溶性なので注意!」
ビタミンには脂溶性と水溶性2つに分けられます。
水溶性のものは煮るよりも焼く・蒸す調理方法で、効率よく摂取します。
例えば、蒸かしたじゃがいも(ビタミンC)、豚生姜焼き(ビタミンB)、キャベツ・ブロッコリー、アスパラの蒸した温野菜(葉酸)などです。
水溶性は脂溶性よりも体内に留まることが難しく尿と一緒に排泄されてしまうので、効率よく摂取したいところです。
○ お母さんの食事・・・バランスを考えるそんな余裕がない!という人へ
しかし、実際に毎日を過ごすと、授乳やおむつ替え、沐浴に家族の食事作り、掃除洗濯・・・・ついつい自分のことは後回しになってしまいます。みんなそうだと思います。
栄養バランスのいい食事なんて食べてる暇があれば体を休めたい、そんな気持ちです。そんな時は、サプリや野菜ジュースなどに頼ってみても良いのではないかなと思います。とくにビタミンやミネラルが含まれる野菜や果物なんてそんなにたくさん食べられないのも事実です。
また、赤ちゃんは日光を浴びることでビタミンDを自分で作ることができます。毎日10~15分くらいでもお散歩や日光浴をしましょう!ビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれる優れもの。骨も強くなりそうですね!
このように、もし、食事のバランスが気になるお母さんがいるのなら、こんないろいろな方法もあることを知ってほしいなと思います。食事のバランスも大切ですが、決して無理は禁物ですよ!