性行為障害 ~カラダの原因・ココロの原因~
双方とも若く健康な体であり、パートナーとの間にベビーを望んだとき、タイミングを合わせてセックスすればベビーを授かるはず…であればいいのですが、そのセックスを行うのが難しいと診断される場合があります。いわゆる、性行為障害です。性交障害、性交不能症などとも言い、病院などでは性機能障害として取り扱うところが多いようです。
例えば、女性の場合よく聞くのが性交痛が酷い、ではないでしょうか。誰でも最初は痛いものよ、と思われる気持ちもわからなくはないですが、痛みの感じ方も、本当の痛みの酷さ事態も人それぞれ。実際に、一般的なものよりも膣が非常に小さく手術の必要がある場合や、感じていた痛みは子宮内膜症になっている部分が圧迫されていた場合などもあるようです。また、身体的なことだけでなく、精神的にも性交が難しいこともありますよね。恥ずかしいことではありません。不安を感じたら婦人科へ相談しましょう。
男性の場合であれば、よく聞くのが勃起不全、いわゆるEDですね。年齢が上がるにつれて、EDの診断を受ける方は多くなるようです。多くは心理的なことが原因となるようですが、糖尿病や高血圧などの内科の病気と関係している場合もあるようです。また、勃起はするけれどうまく射精できない射精障害などもあります。いずれも、投薬や補助器具を使うなどの治療・改善法があります。不安を感じたら泌尿器科へ相談してみましょう。
最近では性欲低下障害、性嫌悪障害という、睡眠不足やストレス、ホルモンバランスの乱れから起こる精神的な性行為障害もあるようです。普通にセックスできないことで自分や相手を責めることはありません。婦人科や泌尿器科へ相談すれば、必要があれば心療内科などを紹介してもらえます。
デリケートな問題で、ホイホイとパートナーに相談するのが難しい場合もあると思います。そんなときは、無理にパートナーに言わなくとも、まずは病院へ、でもいいと思います。お互いに相談できそうであれば、例えば、雰囲気ひとつ、ムードの高め方ひとつでも変えてみたり。この人との間にベビーを授かりたい!と思って、お互いにいたわりあうことで何か改善されるかもしれません。
せっかく授かるベビーは、できれば、我慢や苦痛の中ではなく、幸せいっぱいの中で誕生して欲しいですものね。