ベビーの歯が生え始めるのは、生後3~9ヶ月頃だと言われています。産まれていたときにすでに生えていたというような話もあります。そのくらい、個人差が大きいということです。
といっても、一般には生後6ヶ月頃から、下の真ん中の歯から生え始めることが多いようです。ちょうど離乳食を始める時期と同じ頃でしょうか。歯が生える部分の歯茎が硬くなり、にょきっと生えてきます。おっぱいのベビーの場合、ママは乳首にあたる感触から気づくかもしれませんし、離乳食を始めているベビーなら、スプーンにあたる感触で気づくかもしれません。
歯が生えるときのむずがゆさで、機嫌が悪くなったり夜泣きを始めるベビーもいます。何でも口に入れたりかじろうとしたりすることも、サインの一つと考えられるかもしれません。タオルを噛んだり、硬いおもちゃに歯を立てたりしますよね。こんなときに役立つのが、歯固めです。主な作用としては、歯のむずがゆさを抑えることなのでしょうが、ちょうど離乳食開始時期と併せると、吸うことから噛むことへの移行の効果もあるかもしれませんね。また、噛んでいいものと、噛んじゃだめなものとの区別をさせることにも、一役かってくれるかもしれません。
では、どのような歯固めを選ぶべきか。例えば、口への入れやすさ。市販されているもので多いのが、輪っかタイプのかじりつくものや、おしゃぶりのように口の中につっこむものが多いようです。動物や食べ物を模したデザインのものなどもあり、かじりつく姿を想像するのも楽しみです。ただ、凝ったものを選ぶのもいいですが、歯固めは口に入れるため小まめに洗ったり掃除したりする必要があるので、溝など汚れがたまりやすいような形状のものを選ぶときはお手入れのことも考えて選んでくださいね。
続いて、素材。一般的にはビニール製や木製のものが多いでしょうか。部分的に布やゴムを使っているものもあります。最近では材料の一部にお米を使っていたり、もし食べてしまっても体に害のない塗料を使っているものもあります。
こちらの意を介さず、一噛みもせずポイっとされることもままあります。けれど、ベビーのためにより良いものを選ぶことも大人のつとめ。店頭でじっくり見比べてみてください。