寝返り期 ~ママといっしょにゆっくりゆっくり~
一般に、ベビーが寝返りをし始めのるは生後5ヶ月頃だと言われています。なかには寝返りよりも先にお座りを覚えたり、寝返りをしないまま立っちをしたりするベビーもいるので、もしベビーにそういうそぶりが見られなくても、焦ることはありません。
3ヶ月くらいになると、エビ反りを始めるベビーもいます。テレビの画面や好きなおもちゃがある方向、ママの居る方向に向かってぐりんと反ったりします。寝返りする?!っと何度カメラを構えたかわかりませんね。寝返りにはベビーの好き嫌いもあるでしょうし、体の大きさなども関係してくるようです。気長に待ちましょう。
転がる先の危険?
反りかえるところまでは自分でできるベビーには、ママがお手伝いして寝返りさせてあげて、腹ばい姿勢の楽しさを教えてあげるのもいいかもしれません。でもその際、必ずベビーのそばを離れないこと。寝返り・うつ伏せとなると、やはり窒息やうつ熱などの事故の危険はつきまといます。また、ベビーが乗り気でないのに無理に寝返りさせるのもやめましょう。お腹いっぱいになってすぐの状態も、戻してしまう危険があるのでやめておきましょうね。
寝返りの練習をする場合は、できるだけ硬めの床で、ピンと張ったタオルの上などで。といっても、頭を打つこともあり得るので硬さは調節してくださいね。不慣れなベビーは寝転がるときに下側に来る腕をうまく抜くことができないので、脱臼させないように優しく抜いてあげましょう。ベビーの手が届く範囲に布製のおもちゃやハンドタオルなど、口や鼻をふさいでしまう危険のあるものは置かないように。スタイも外して、フードつきのお洋服も避けたいですね。
腹ばいになること自体がベビーにとって魅力的な遊びになります。これまで見てきた世界とはまったく違う世界に、ベビーの知的好奇心はむくむく大きくなります。隣でベビーを観察しながら、おもちゃで誘ったり話しかけたりしてみましょう。
ねんね期であれば、一人で遊んでいるベビーを放っておくこともできたかもしれませんが、寝返りができるようになると、泣いていないからといってベビーを長時間放っておくのは避けたいですね。
わたしは個人的に腹ばい姿勢で不安定ながらも頭をもたげる娘の姿が、とっても好きです。小さな体でにしっかり背筋を使って、きっと自分の体をいろいろ試してみてるんだろうなと思うと、これからもっと成長していくという可能性すらかわいく思えてしまいます。
さあ、この後には運動面ではおすわりや立っち、精神面では自我の芽生えが待っています。最初につかまり立ちをするのはどの場所でしょうね。最初に話す言葉は何でしょうね。楽しみですね!