出産後、ママは産院で授乳方法やおっぱいのケア、ベビーのお風呂についてなど、退院してからこなしていかなければならない、いろいろなことを学びます。新生児はおっぱいもオムツも頻回なのであっという間に上手にこなせるようになりますよ。母子ともに健康であれば、概ね産後5日ほどで退院を迎えます。
退院から1ヶ月ほどの間は、ベビーもママもとにかく体調管理をしっかりと。いくら若くて元気だからと言っても、ママの体力が完全に元に戻るには時間がかかりますし、同時にママはおっぱいに栄養を回さなければならないので、とにかく無理をしない。パパはじめ、周りの助けを借りられるなら、存分に借りましょう。
ベビーとの生活
さあ、おうちに帰ってきました。とってもかわいいベビーとの生活が始まります。けれど、人間を育てるのです。楽なことばかりではありません。
経験上ですが、新生児期のベビーは、泣きます。とにかく泣きます。よく育児書などに新生児は15時間くらい寝ますと書かれていますが、我が家のベビーはそんなに寝たためしがありません。授乳は2~3時間おき、オムツもその都度。産後1ヶ月はわたしはほぼパジャマで過ごしていました。パパがお休みの日はパパに預けてスーパーで一週間分の食料を買い込んでできるだけ冷凍。ベビーの様子次第でごはんを作れない日もあるのでレトルトや冷凍食品にも頼る頼る。1日のうちでリラックスタイムはお風呂の時間。パパにお願いして、たっぷり1時間お風呂に入っていました。それでもベビーの泣いてる声が聞こえると、おっぱいのあたりがジーンと痛くなってきたりするのですがね。
こんな風に書いてしまうと、辛いだけなの?と思われるかもしれませんが、最初の1ヶ月って、あっという間です。バタバタしてたら1日が終わって、一週間が終わって、あっという間です。でも、そのあっという間の時間に、初めてがいっぱいです。初めてうんちをした、初めてしゃっくりをした、初めてツメを切った、目が合った、指を握ってきた、泣いてる以外の声を聞いた、笑ったような気がした、などなど。ベビーの成長は目まぐるしくて、見逃すのはもったいないです。ベビーの「初めて」を1番たくさん目撃できるのは、1番近くで過ごしているママの特権です。
手続きは迅速に
出産後、退院を待たずして動かなければならないのが、さまざまな手続き。出生届けに始まり、児童手当ての申請や、ベビーの医療費助成の申請など、自治体や所得によって違いはありますが、シビアに締め切りが決められているものもあります。ベビーの保険証は産後一ヶ月検診で必要な場合もあります。すべての手続きをママが行えるとも限りません。焦ることのないよう、誰がどう動くのか、相談しておきましょう。
健診
ベビーの発育とママの体調をチェックするため、多くの場合、出産した産科・産院で2週間健診、1ヶ月健診を受けます。この後もベビーの健診は定期的に行われるので、自治体からのお知らせを見落とすことのないように。健診の際には、育児で悩んでいることや気になることは何でも訊いておきましょう。ママ自身の体のことでもね。
幸せなことに、ママにしかできないことはたくさんあります。でも、ママだけではできないこともたくさんあります。家族や産院、周りのの手を借りながら、育児を楽しみましょうね。