生理不順 ~見逃さないで 体からのサイン~

何だかお腹が張る…ああ、そろそろ生理かな、なんて、カレンダーを見なくても妙齢ともなれば自分の体のリズムはわかってくるもの、と思いたいところですが、初潮を迎えた女性の実に約30%が生理不順だと自覚しているというデータがあります。
正常とされる生理周期は、生理開始日から次の生理が始まるまでの日数が24~45日からずれる場合を言います。この日数からはずれると生理不順となるわけです。かなり幅がもたれているような感じもしますね。
一般的とされる生理の日数は4~7日。出血量は40~60gとされています。人によって、生理痛がきつい、全くない、便秘になる…などさまざまな特徴がありますよね。初潮を迎えて間もない時期は卵巣や子宮が未発達なこともあり、不順となることも珍しくありません。閉経の時期が近くなるころの生理不順も、またしかりです。
では、いわゆる成熟期とされる20代~40代の女性の生理時不順にはどのようなものが考えられるでしょうか。そもそも生理は子宮や卵巣のみで行われているわけではありません。排卵を促すホルモンの分泌には脳の働きも関係しています。代表的な不順の原因には、ストレスや、過度なダイエット、環境の変化などが挙げられます。失恋ストレスで生理が止まった、転職で生理が止まった、などの経験をされた方もおられると思います。たとえゆっくりであっても、大幅にダイエットで減量をすると生理が止まることもあります。自身のストレスや疲労以外のところでは、薬の副作用などで生理が止まることもあります。
女性の体は、良くない変化が起こると、卵巣・子宮のあたりは生命維持にさほど関係ないと見なし、そのはたらきを節減し始めます。これはホルモンバランスが正常に保てていないということなので、楽観視はしないように。深刻な状態でなければ、体と心を休ませることで生理は復活しますが、3ヶ月以上経っても以前の生理周期に戻らないときは迷わず診察を受けましょう。
生理不順は生理が来ないだけではなく、短期間の間に数回生理が来る状態もさします。いわゆる“不正出血”が疑われる場合ですね。量が少ないからと油断せず、おかしいなと思ったらすぐに婦人科へ。
長らく見過ごしていた生理不順が不妊のサイン、婦人病のサイン、だったなんてことも十分に考えられます。若いし大丈夫、もう子どもは考えてないから平気、ということではありません。異常を感じたら迷わず受診しましょう。