続発性不妊症 ~改善できることも! ”二人目不妊”~
1人目のベビーが誕生して2~3年が経ち、そろそろ2人目を、なんて考えるママも多いかと思います。けれど、この2人目がなかなか授からない…この状態を続発性不妊症、いわゆる二人目不妊と言います。
続発性不妊症の原因
1人目のベビーを授かったときに、特に大変な思いをしなくて済んだ場合、2人目も簡単に授かるものだろうと思いがちかもしれませんが、1人目の出産によってママの体やホルモンバランスが、大きく影響を受けている可能性もあるのですね。
例えば、子宮や卵巣などの異常。異常というよりも、出産の前後でそのうち環境や機能が変わってしまうことがあります。出産前の方が生理痛が辛かった・軽かった、期間が長かった・短かった、なども見られる変化のひとつです。生理周期が変わってしまうだけでも、1人目と同じようなタイミング法を試すのは難しくなってきますよね。
また、分娩時に感染症や大量出血を引き起こしていた場合なども、後に響くことが考えられます。
忘れがちですが、パパママの加齢も原因の一つに考えられます。一人目がママが30歳ちょうどのときのご出産だとすると、割とすぐに妊娠されるとしても、2人目のご出産は32~3歳になりますね。どうしても30代も半ばを過ぎてくると、受胎能力は下がっていってしまいます。…ちなみに、2014年度日本の初産の平均年齢は30.4歳だそうです。
育児ストレスなどからのホルモンバランスの乱れによる生理不順や、育児に追われてなかなかセックスする機会を持てない、というのも、見過ごせない、けれどよくある原因の一つですね。
他にも、もともと不妊治療を受けていた中で自然妊娠に成功した場合、2人目以降の妊娠が難しくなっているように見えることもあります。
出産の前なんて、本当に生活が一変してしまいますよね。良好なホルモンバランスを保ち続けるなんて、何をどうやっていいのやら。育休・産休中のママであれば、迫る期限に焦りを覚えることもあると思います。けれど、やはり家族計画は明るく前向きに考えていきたいもの。次に続くベビーを思い浮かべながらパパとしっかり相談して、産院へ相談すべきこと、自分たちの努力でできることから始めていきましょう。