生後2～3ヶ月の間で、ベビーの体重は産まれたときの2倍ほどになります。毎日ちょっとずつ、着実に成長しているのですね。寝て泣いて飲んでを繰り返していた１ヶ月頃までと比べて、手足をバタバタさせたり、アーとかウーとか、なん語を話したり、運動量もずいぶん増えてきます。

 

首すわり

2ヶ月頃になると、ほぼほぼ首がすわってきます。具体的にいうと、縦抱っこをしてもママの肩に頭突きをするようなことが少なくなるということです。こうなってくると片手で縦抱っこができるようになるのでママは身動きがとりやすくなってくると思います。ママとベビーの相性でしっくりくる抱っこポジションがあるので、いろいろ模索してみてください。ただし、まだまだ腰はすわりません。片手抱っこのときに後ろに反り返って冷やっとすることのないよう、十分注意しましょう。と、油断して冷やっとした本人が書いておきます。

娘が1ヶ月の頃、ぐずってなかなか寝てくれないときに抱っこでほぼほぼ寝付かせてからそのまま仰向けになり、娘をお腹に乗せてしっかり寝入ってもらってから布団に寝かせていました。うまく寝入ってくれないときは、お腹の上でもぞもぞ動いているのですが、このときほぼほぼ首はすわっていたように思います。

また、首が据わるまでは…と思っていた抱っこひもデビューもこの時期が多いのではないでしょうか。抱っこひももベビーによっては好き嫌いがあるようなので、借りられる場合はまずはお試しをしてからの購入がいいかもしれません。安い買い物ではないですからね。肩からベビーが抜ける事故なども報告されているので、十分注意して使いましょう。

 

遊びたい！

少しずつ自分の思うように体を動かせるようになってくると、動くものを見つめたり、自分の手を持ち上げてじっと見つめてみたり、遊びが見えてきます。

音のなるおもちゃに反応を示したり、ママの呼びかけに対して、今までにはなかったはっきりした反応を返してくれるようにもなってきます。わたしも娘の名前を呼びかけ続けて、目と目が合った状態でこちらに向かって声を出してくれたときの感動は、いまだに忘れられません。ベビーの視力や聴力がしっかりしてくるのはまだまだ先ですが、ママやパパの呼び掛けには徐々に反応を示してくれます。思ったように反応が返ってこなくても、いっぱい話しかけてあげてください。

また、この時期のベビーにとって自分の指や手は最高のおもちゃです。見つめていた指をぱくっとくわえようとしてなかなか狙いが定まらず、口の周りをよだれでべったべたにすることもあるある。やっとお気に入りのスタイを活躍させる時期がやってきたわけです。指しゃぶりは歯並びや情緒の発育によくないのでは？と心配するママもいるかもしれませんが、まだ心配する時期ではないと思います。幼稚園に通うころになってもやまないようならトレーニングを考えてもいいかもしれませんが、この時期の指しゃぶりはベビーにとって大事な社会勉強です。ただ、えずいてもどしてしまうこともあり得るので、しゃぶり始めたら注意は傾けておいてあげてくださいね。

 

初めての予防接種

生後2ヶ月から予防接種が始まります。乳児の予防接種スケジュールはかなり立て込んでいるので、タイミングを逃すことないよう、食い気味で予定を立てておきましょう。小児科に予約して日を決めていても急に発熱したり調子を崩したりすることも考えられるので、油断することのないように。また、ベビーが生まれて2ヶ月ほどで予防接種手帳が届いていると思います。ベビーを連れての来院は何かと気を使うので、問診票はあらかじめ記入しておきましょう。

 

ベビーともコミュニケ―ションをはかることができるようになると、育児はぐんと面白くなります。ママや周りからの働きかけがベビーの世界をどんどん広げることにもなります。抱っこされてるだけ、ベビーカーに乗ってるだけ、でもいろんなものを見て聞いています。同時に、育児の中でママの発見もいっぱいです。ベビーといっしょに楽しく世界を広げましょう。

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