初めての母児同室時、何かあったらどうしようとどきどきしていたものですが、自宅へ帰ってきたらどきどきしてもいられません。いざ、実践です。
生後0~1ヶ月までのベビーを新生児と言います。オムツや肌着のサイズも、それに見合ったものを選ぶといいと思います。新生児期のベビーの育児は、多様性はないものの、とにかく小まめに行うことが多いです。季節や天候にもよりますが、遠出はまだ少し控えた方がいいかな。まだまだ寝返りをする時期でもないのでつきっきりでいる必要はないですが、泣いたときに声が聞こえるところにはいてあげるようにしましょう。
ベビーが泣いたら?
ベビーが泣くのには理由があるもの。新生児期のベビーが泣いたら、抱っこ、オムツ、おっぱい、というのが常套句です。まずはこの3つを試してみましょう。
ベビーは抱っこが大好き。抱っこしながら背中をとんとんするときは、少し強めで、とんとんのリズムに合わせてママの声をきかせてあげるのもいいかもしれません。
新生児期のオムツ換えは頻回です。ベビーにとっても気分転換になるし、換えすぎということはないと思います。ただ、新生児のお肌はとっても柔らかくて繊細なので、強く拭き過ぎることのないよう注意しましょう。最近のお尻拭きはかなり性質もいいので、神経質に何度も拭う必要はないと思います。それよりも、蒸れてかぶれることのないよう、拭いた後、少し扇いで乾かすなど、季節や気温と相談しながら気を配ってあげましょうね。冬場なら冷たいお尻拭きを暖めておけるお尻拭きウォーマーなど、便利なものもありますよ。
新生児の胃はまだまだ小さいので、1度に飲めるおっぱいの量は限られています。少し飲んですぐ消化して、また少し飲んで、の繰り返しなので2~3時間おきのおっぱいになるのですね。でもこれも2ヶ月、3ヶ月と経っていくうちに間隔は空いてきます。おっぱいも、退院してすぐの頃だと、出があまり良くないママも、逆に出すぎてベビーがおぼれてしまうママも居ると思います。ベビーの飲み量と母乳のバランスがとれていくのはこれからです。あまり出ないときは、ママの方で食事の見直しやおっぱいマッサージなど、できることを試してみればいいし、ミルクに頼ることも問題ないです。せっかく産院でミルクの作り方も教えてもらいましたしね。乳首が痛くて授乳が難しいときは、乳頭保護器や搾乳機を使うのもありです。おっぱいの後で寝かせるときは、ベビーの顔を横に向かせたりベビー枕をうまく使って、もしおっぱいをもどしても流れていくようにしておくと安心ですよ。
抱っこ、オムツ、おっぱいを試してみても泣き止まないときもあります。いっぱいあります。全然珍しい話ではないです。そんなときは、とにかく思いつくことをしてみましょう。
暑くないか、寒くないか。乾燥しすぎてないか、蒸れてないか。うるさくないか、まぶしくないか。少しくらいテレビの音が聞こえた方が安心するかな。ベビーカーに乗せて家の中をうろうろすると振動で寝てくれるかも。
わたしの娘はお腹の上に乗せていっしょに寝ると寝つきが良かったです。全然寝付かない日ももちろんありましたけどね。ベビーによって向き、角度、場所など、好みは様々なので、とにかくいろいろ試してみましょう。この子はコレが好きなんだ、と気づくと、ベビーのことをまたひとつ理解できたようで嬉しくなるものです。
育児はママひとりで行うものではありません。パパはもちろん、助けてくれる手にはありがたく助けてもらいましょう。そして今度は、後輩ママを同じように助けてあげましょうね。