出産直後の過ごし方 ~意外と大変? 育児スタートまでにすべきこと~
生まれたてのベビーと対面を果たした後、ベビーとママはずっといっしょにいられるの? いつからいっしょに寝られるの? 今回は、自身の経験をもとに出産のその後のお話しをしていきますね。
出産直後
生まれたてのベビーは、しわしわで羊水まみれ。へその緒を切ってもらった後、助産師さんたちによって綺麗に体を拭いてもらって、ママのもとへ。この世に生まれてまだ数分のベビー。顔も、手も、指も、すごく小さいのにしっかり人間だ、と妙に感動してしまいました。
束の間ベビーとの対面を楽しんだあと、再びベビーは助産師さんに預かってもらい、ママには会陰切開の縫合など、産後の処置が施されます。スムーズに子宮収縮を促すために下腹部をアイスノンで冷やしたり、子宮収縮剤の点滴の投与なども行われます。産後のトイレの仕方や、悪露の説明、お産パッドの使い方なども教わります。
わたしがお世話になった産院では、部屋に戻るまでに数時間、分娩室で体を休ませる時間を取ってくれました。その間、ベビーもいっしょ。特に注意されることもなかったので携帯でベビーを撮影し、出産から1時間後くらいには親や友人にメールを送っていましたが、親世代の先輩からは、産後すぐに目を疲れさせると更年期が辛くなると助言をいただいたので、心配な方はそういうことは控えた方がいいかもしれません。
子宮収縮
上でも触れましたが、出産直後から子宮の収縮が始まります。ママの状態や産院にもよるでしょうが、スムーズに子宮収縮を促すために点滴で子宮収縮剤を投与されることが多いようです。本来骨盤に収まるほどの大きさだった子宮は、10ヶ月の間にベビーとともにお腹いっぱいに拡がっています。再び子宮としての働きをするために、これが一気に元に戻します。時間が経てば経つほど、痛みなど、体にかかる負担も大きいようです。
部屋へ戻る
充分体を休めたら、部屋へ戻ります。出産当日はベビーは看護師さんが預かって、オムツやミルクなどの面倒を見てくれるところが多いのではないでしょうか。子宮収縮剤の点滴の管が邪魔だったり、会陰縫合のあとが痛くてドーナツクッションがないと座ることができなかったりいろいろ不便はありますが、体をしっかり休ませて下さい。
しかし、頭は働かせておかなければならないことも。例えば、ベビーの名づけがまだならば、名前を考える。出生届けは、いつ・誰が・どこの市町村へ出すかの相談。児童手当の手続きは間に合うかの確認。パパと相談しなければならないことは実は結構あります。里帰り出産などで、産後パパが毎日産院へ来られない場合などは、手遅れになることのないように。
ちなみにわたしは車いすで部屋に連れ帰ってもらった後すぐに我が子の顔を見に保育室へ歩いて行って、叱られました。いくら元気でも、大事をとって、産んだその日くらいはおとなしくしておきましょうね。束の間の休息のあと、育児がスタートします。